プログラマー見習いの独り言

PCに関することからアイドルに関することから様々

VTKを自分でビルド

ymremio.hatenablog.com

上のブログの続きです

はじめに

前回のブログでも書いたのですが、PCLにVTKがうまく連携されなかったので、バージョンを下げてみて自分でビルドしてみた

参考は前回同様このサイト

Point Cloud Library 1.8.0 has been officially released | Summary?Blog

各依存ライブラリについての導入方法も書いてあります

導入方法

ダウンロード

VTK - The Visualization Toolkit

ここから、自分の使いたいバージョンのVTKをダウンロードしてくる

今回わたしは、6.3を使用します

ZIPファイルをダウンロードしてきたら展開します

CMakeを使うので、ソリューションファイルの出力先となる「build」フォルダを作成しておきます

CMake

  • Where is the source code:ソースコードの入力先(展開したフォルダ)
  • Where is build the binaries: ソリューションファイルの出力先(先程作成したbuildフォルダ)

というように指定します

 

次に、[Configure]を押してターゲットとなるVisual Studioを選択します

自分の使いたいバージョンのVisual Studioを選択しましょう

ちゃんと64bitの人は、Win 64と書かれてる項目を選択しましょう(わたしはここで選択ミスしてはまった笑)

 

Configureが終わって、画面が真っ赤になったら各種設定をします

たくさん項目がありますが、確認すべきところだけ押さえれば大丈夫でしょう

 

 チェックを外す項目

  • BUILD_SHAREED_LIBS
  • BUILD_TESTING

 

項目を編集するところ

  • CMAKE_CONFIGURATION_TYPES Debug;Release
  • CMAKE_INSTALL_PREFIX C:\Program Files\VTK (or C:\Program Files (x86)\VTK) :これがインストール先となる

 

追加する項目

Name: CMAKE_DEBUG_POSTFIX
Type: STRING
Value: -gd
Description:  

 

ここまで確認が終わったら、[Generate]を押してソリューションファイルを作成しましょう

ビルド

最後にVisual Studio管理者権限で起動してVTKのソリューションファイルを開きます

ALL_BUILDを選択しビルドした後、INSTALLを選択し、INSTALLのみをビルド

特に問題がなければこれでVTKのインストールが完了します

 

パスの設定

あと、最後の最後にパスの設定をします

  1. 環境変数VTK_DIRを作成してVTKのパス(C:\Program Files\VTK)を設定

  2. 環境変数Pathに%VTK_DIR%\binを追加

 

これで完了です、お疲れ様でした

おわりに

 このブログについてはこちら

ymremio.hatenablog.com